今年も無事に節分そして立春を迎えました。
昨年から今季の冬は気温が低く「暖冬」なれしていた耳には、氷が張った水たまり、霜柱などを
朝のワンコの散歩のときに見つけると、子どもの頃を思い出して、ちょっとだけ嬉しくなる!
当時は、水道管が凍らないようにと、むき出しになっている管に布を巻いたり、
夜中じゅう蛇口をすこーしだけ流したままにしたり・・・。
でも、今は、湯沸かし器の「凍結防止」機能のお蔭で心配もなく夜も眠れます!
「立春大吉」は、見るからにとてもお目出度い言葉。
縦書きすると左右対称。裏側から見るとこれまた「立春大吉」
その昔、旧暦の頃の事。立春は1年の始まりでした。
前日「節分」の夜、豆まきをして1年間の厄を払い、立春の日に
「立春大吉」のお札を戸口の表に張っていました。
その理由は、節分で追い出された鬼が、お札を見て家の中に入ることを躊躇ったり、
もしうっかり入り込まれても、家の中から「立春大吉」の裏側がみえて
驚いて飛び出して行く、そうな。
「立春大吉」は鬼の居ないしるしになり、厄も無く1年平和に暮らせるという
ありがたいお札となりました。
実は更に詳細を申しますと、「立春大吉」を書く時は、立春の日を越えた夜中の0時から17時までに書き、
書き終わったら最後に息を三遍吹きかけ、立春の朝7時以降に玄関右側に張る、内側ならばその裏側にあたる部分に張る、とか。
主に寺院などで配布していたそうなので、この様な細かい決まりごとがあったのでしょうか?
何とか今年は立春の日に書くことが出来てホッとしています。
我が家は玄関の内側に張りました。
他のお札も並んでいて家族は各々、外出の折は手を合わせたり、柏手(かしわ手)をうったり。
たとえ、お札などが無くても心の中できっと祈ったりするけれど、神棚やお仏壇のように
象徴のようなものがある事でホッとする自分に改めて気づいたのであります。